JR新幹線の障害者割引|割引になるのは乗車券だけ?介護者の条件とネット予約の方法

新幹線の障害者割引

JR新幹線の障害者割引は、乗車券(運賃)が5割引になる制度です。特急券(指定席・自由席)とグリーン券は割引になりません。手帳をお持ちの本人だけで乗るときは片道の営業キロが100キロを超える区間に限られ、「第1種」の方が介護者と一緒に乗るときは、距離に関係なく本人と介護者1人の乗車券が割引になります。

確認日:2026年10月3日。参照先はJR東日本・JR西日本・JR東海の公式の障害者割引の案内と、えきねっと・スマートEXの公式ページです。2026年10月1日乗車分から、東海道・山陽・九州新幹線のネット予約(エクスプレス予約・スマートEX)でも、身体障害者手帳・療育手帳の方は障害者割引の商品が使えるようになりました。

目次

新幹線で割引になる料金・ならない料金

料金 障害者割引
乗車券(運賃) 5割引
特急券(指定席・自由席) 割引なし
グリーン券・寝台券など 割引なし

新幹線のきっぷは「乗車券+特急券」の組み合わせなので、合計額が半額になるわけではありません。たとえばスマートEXの障がい者割引商品で東京→新大阪の「のぞみ」普通車指定席(通常期・大人片道)は10,060円です(スマートEX公式の発売額表)。閑散期・繁忙期は金額が変わります。

割引の対象になる人と条件

各自治体が発行する身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳のうち、「旅客鉄道株式会社旅客運賃減額」欄に「第1種」または「第2種」の記載があり、顔写真が貼られているものが対象です。精神障害者保健福祉手帳は有効期限内であることも必要です。精神障害者保健福祉手帳は2025年4月1日から対象になりました。

乗り方 対象 新幹線で割引になるきっぷ 距離の条件
本人だけで乗る 第1種・第2種 本人の乗車券 片道の営業キロが100キロを超える区間
介護者と一緒に乗る 第1種 本人と介護者1人の乗車券 距離の制限なし
  • 介護者は1人までで、本人と同じ区間の乗車券を買います。
  • 「第2種」の方は、介護者と一緒でも新幹線の介護者分の乗車券は割引になりません(12歳未満の第2種の方の介護者は、定期乗車券だけが割引の対象です)。
  • 乗車中も手帳を持ち歩き、係員から求められたら見せます。

新幹線の障害者割引のきっぷを買う方法

買い方 対象の新幹線 使える手帳 ポイント
駅の窓口など 全路線 3種類すべて 手帳を見せて購入。コピーでは買えない
えきねっと「新幹線eチケット(障害者割)」 東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線 3種類すべて(えきねっとに手帳情報を登録) 特急券と割引の乗車券がセット。交通系ICカードで乗車
e5489(JR西日本のネット予約) JR西日本などのきっぷ 3種類すべて(マイナポータルで手帳情報を登録) 割引になるのは乗車券。特急券は別に予約する
エクスプレス予約・スマートEX「EX 身体障がい者割引・知的障がい者割引」 東海道・山陽・九州新幹線(東京〜鹿児島中央) 身体障害者手帳・療育手帳 2026年10月1日乗車分から。乗車券と特急券が一体。交通系ICカードで乗車

駅の窓口で買う

みどりの窓口などで手帳を見せて購入します。全路線・3種類の手帳に対応しているので、迷ったら窓口が確実です。JR東日本では、手帳の原本を持っていれば代理の方が購入することもできます。

えきねっと(東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線)

えきねっとの会員登録、マイナポータルの利用者登録をしたうえで、えきねっとに手帳情報を登録します。マイナンバーカードと、カードを読み取れるスマートフォン(または読み取り機をつないだパソコン)が必要です。

  • 「新幹線eチケット(障害者割)」は、特急券と障害者割引の乗車券がセットになった商品です。きっぷを受け取らず、紐づけた交通系ICカードを新幹線の自動改札機にタッチして乗れます。
  • 新幹線eチケットの乗車券には、東京都区内・山手線内・仙台市内などの特定都区市内の制度が適用されません。
  • 「新幹線eチケット(障害者割・トクだ値1/トクだ値14)」は2026年9月30日乗車分で発売を終了しました。
  • 期間限定の「新幹線eチケット(障害者割・トクだ値スペシャル28)」は、2026年10月14日〜27日と12月7日〜17日の平日乗車分が対象で、乗車日の28日前の23時50分が申し込みの締め切りです。10月分は締め切りを過ぎており、12月分は12月7日乗車分が11月9日、12月17日乗車分が11月19日の締め切りです。列車・席数・区間が限られます。

e5489(JR西日本のネット予約)

WESTER IDでログインし、マイナポータルを通じて手帳情報を登録すると、障害者割引の乗車券をe5489で予約できます。検索時に「乗車券のみを予約」を選び、第1種の方が介護者と乗る場合は「本人・介護者」と表示されたきっぷを選びます。新幹線の特急券は別に予約が必要です(JR西日本のよくある質問)。予約したきっぷは駅のみどりの券売機で受け取れます。

エクスプレス予約・スマートEX(東海道・山陽・九州新幹線)

EXアプリで手帳情報を登録した会員が使える新幹線専用の商品です(登録はEXアプリのみ・マイナポータル経由)。手帳情報の登録は2026年9月15日から、乗車は10月1日から始まりました。

  • 本人だけの場合は営業キロ100キロを超える区間、第1種の方が介護者と乗る場合は各駅間で使えます。
  • 対象は「のぞみ」「みずほ」「ひかり」「こだま」「さくら」「つばめ」の普通車指定席・グリーン車・自由席など。
  • 介護者分は、本人分を予約したあとに予約詳細画面の「介護者用を予約」から取ります。介護者分だけの予約はできません。
  • 指定した交通系ICカードで乗車し、きっぷの受け取りはできません。途中下車はできず、ほかの割引とは併用できません。
  • 乗車日の1か月前の10時から予約できます。

精神障害者保健福祉手帳を対象にしたEXの商品は、JR東海の案内では2027年春に発売予定です。それまでは駅の窓口などで精神障害者割引の乗車券を買い、特急券をエクスプレス予約で取る方法が案内されています(e特急券は2027年3月31日乗車分で発売終了)。

よくある質問

新幹線の特急券も半額になりますか?

なりません。障害者割引の制度で割引になるのは乗車券(運賃)で、特急券・グリーン券は割引の対象外です。えきねっとやEXの障害者割引の商品は、障害者割引を適用した乗車券と特急券を組み合わせた商品です。例外として、えきねっとの期間限定の「トクだ値スペシャル28」は、対象の列車・席に限り新幹線が50%割引になります。

スマートEXやエクスプレス予約で障害者割引は使えますか?

2026年10月1日乗車分から使えます。対象は身体障害者手帳・療育手帳で、EXアプリで手帳情報の登録が必要です。精神障害者保健福祉手帳の方向けの商品は2027年春の発売予定です。

精神障害者保健福祉手帳でも新幹線の割引は受けられますか?

受けられます。2025年4月1日から、JRグループで精神障害者割引が始まりました。駅の窓口のほか、えきねっと・e5489でも手帳情報を登録すれば購入できます。

片道100キロ以下の区間は割引になりますか?

本人だけで乗る場合は割引になりません。第1種の方が介護者と乗る場合は、距離に関係なく割引になります。

障害者手帳アプリ「ミライロID」は使えますか?

JR東日本・JR東海・JR西日本は、マイナポータルと連携した「ミライロID」を見せて割引のきっぷを買えると案内しています。ただし乗車中も手帳本体を持っている必要があります。

関連ページ

  • URLをコピーしました!
目次